2025年上演作品決定! 2024.10.31

来年は終戦80年の節目を迎えます。浅利演出事務所では、昭和の初期を描いた2作品をお届けいたします。演劇を通してあの時代の空気感を感じ、そこに生きた人々に思いを馳せていただけましたら幸いです。

『ミュージカル李香蘭』4~5月上演予定
満州事変から太平洋戦争へと突き進んだ大きな時代のうねりの中で、日本人でありながら中国の歌姫として数奇な運命を生きた「李香蘭」こと山口淑子さんの半生を描き、戦争の悲劇に真正面から向き合った作品です。
1991年の初演から900回以上上演を重ね、国内外で高い評価を得てまいりました。演出家・浅利慶太が最期まで情熱を注いだ作品でもあります。終戦から80年という年月が経つ今だからこそ、一人でも多くの方にご覧いただき、昭和の戦争を知るきっかけ、平和について考えるきっかけとなればと願っております。平和へのあらたな祈りを込めてお届けいたします。

 


『思い出を売る男』10月上演予定
浅利慶太ら劇団四季創立メンバーの演劇の師である加藤道夫が、第2次世界大戦終戦から6年後の1951年に発表した詩劇で、終戦直後の日本を舞台に、新たな価値観のもと、ささやかな希望と勇気を持って生きる人々の姿が瑞々しい感性で描かれています。敗戦の余韻の残る中、演劇を通して「人生の感動」「生きる喜び」を伝えたいと劇団を立ち上げた弟子たちの祈りが込められ、心に染み入る音楽と照明、美しい言葉に彩られた加藤道夫の終戦後の日本に見た幻想がここに蘇ります。郷愁を誘う物悲しくも宝石のような光を放つ舞台をどうぞご堪能ください。

 
 
 
公演の詳細は追って当サイト、公式SNSでご案内いたします。

※写真はすべてこれまでの公演より
 


 
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