ミュージカル アンドロマック ミュージカル アンドロマック
作品について

上演にあたり

昨今、私たちの社会環境はデジタル化が加速し、日常生活でもスピードやスペクタクルな刺激を求めるようになりました。さらにコロナ禍で、オンライン上の娯楽が台頭し、コミュニケーションもSNS経由が主流となりつつあります。そんな時代だからこそ、私たちはあえて人間の交流の原点である「言葉」に拘り、「言葉の芸術」である“芝居”の魅力をお届けしたいと考えました。
今回上演いたします『アンドロマック』は、朗誦術によって展開する格調高く優雅な言葉のドラマです。強烈な個性を持った男女4人の相容れぬ情念のすさまじい対立が、精緻を極めた言葉のみで、ドラマを想像を絶するクライマックスへと運んでいきます。
古典劇ならではの壮大なスケールで描かれる片思いの連鎖がもたらす愛の不条理。音楽的とも言うべき美しい「言葉」で織りなす極上のエンターテインメントをどうぞお楽しみください。

物語について

幕が開く前に

トロイの王子パリスは、スパルタ国王メネラスの妃で“絶世の美女”と名高いエレーヌに横恋慕し、彼女をトロイへ連れ去った。これをギリシャ全土の恥と考えたメネラスの兄・アガメムノンは、エレーヌを取り戻すため、大軍を率いてトロイを包囲する。 有名なトロイ戦争の始まりである。
ギリシャ軍を率いるは、伝説の勇者アキレス。一方、迎え撃ったトロイ軍も、パリスの兄エクトールを中心に善戦するが、 ギリシャ軍が巡らせた“トロイの木馬”の謀にかかり、ついには攻略されてしまう。
エクトールはアキレスに討たれ、その妃アンドロマックと遺児アスティアナクスは、アキレスの息子ピリュス(エピール国王)の虜となった。 メネラスはピリュスの働きを讃え、娘のエルミオーヌを婚約者として彼に与える。

あらすじ

トロイ戦争にギリシャ軍として参戦したエピール国王ピリュスは、その武勲を讃えられ、スパルタ王より王女エルミオーヌを婚約者として与えられる。 ところが、彼は捕虜として連れ帰った敵方の妃アンドロマックに心を奪われ、ギリシャ軍の意向に背き、 その息子アスティアナクスともども宮殿内に匿っている。そこへ、ピリュスに対して広がるギリシャの不信と不満を収拾すべく、 今は亡きギリシャの総大将アガメムノンの息子オレストがピリュスのもとを訪れる。 表向きは、トロイ王家の血を引く遺児アスティアナクスを生贄として差し出させるのが訪問の理由だが、 オレストの心中は熱愛する従妹のエルミオーヌのことでいっぱいだ。
ピリュスはアンドロマックを愛するあまり、エルミオーヌとの婚礼を延ばし延ばしにしているが、 当のアンドロマックは、亡夫エクトールへの貞節を守り、彼の求愛を拒み続けている。
一方エルミオーヌは、ピリュスに裏切られた怒りと嫉妬のあまり、彼とアンドロマックの仲を引き裂こうと謀る。 そして、自分に思いを寄せるオレストを利用して恐ろしい復讐の企てに引き込んでいく。
自分の意に添わないアンドロマックに業を煮やしたピリュスは、遺児をギリシャに生贄として差し出し、エルミオーヌを妻にすると言い出す。アンドロマックは愛息の命乞いにエルミオーヌのもとへやって来るが、彼女が憎いアンドロマックの言葉に耳を貸すはずもない。 絶望したアンドロマックに残されたのは、ピリュスの慈悲にすがることだけ。 未練たっぷりのピリュスは、自分の妻になってくれるならエルミオーヌとの婚約を破棄し、アスティアナクスの命を助けようと申し出る。
愛息を守るために決断を迫られるアンドロマック。裏切りの憎悪に炎をたぎらせるエルミオーヌ。 国運を賭けて愛を選択するピリュス。思いがけない展開に混乱するオレスト。運命の歯車が回り、愛と復讐劇に意外な結末が訪れる……。

アンドロマックの楽しみ方

― 連鎖する4人の片思い ―

いつの時代も恋の悩みは尽きないもの。『アンドロマック』は男女4人の片思いのお話です。350年以上前に書かれた戯曲ですが、好きな相手に振り向いてもらうためあの手この手を講じる姿は、現代の私達と同じ。恋の駆け引きや、嫉妬、愛するあまりの憎悪……登場人物に自身を重ねて共感したり反発したり、4人の恋の行方を描く“人間ドラマ”から目が離せません。アンドロマックは “貞淑な女”か、それとも“魔性の女”か!?地位や名誉、国家をも背負って絡み合う恋の結末は……?
あなたはどのタイプ?アンドロマック式恋愛診断!

― わずか1日で完結する物語 ―

『アンドロマック』は、たった1日に起こった出来事のお話。登場人物は全員「ピリュスの宮殿」に居て、4人の片思いの行方が描かれます。怒涛の展開は1日とは思えない濃密さですが、舞台上に再現される朝のきらめきや、夕の焦燥、そして夜の闇によって時間の経過を体感いただけます。
24時間以内に、一つの場所で、一つの物語が展開する
舞台変化1 舞台変化2 舞台変化3 舞台変化4 舞台変化5

― 言葉だけで魅せる ―

『アンドロマック』の物語は、会話のみで展開します。躍動的なダンスも、歌い上げるメロディーもなく、ただひたすら言葉を紡ぐことで、心情を表現します。「会話だけなんて、退屈そうだな……」そう思われる方にこそ、この言葉の洪水を浴びていただきたい!言葉の一つ一つを正確に表現する、鍛えられた「朗誦術」によって、言葉が驚くほど心地よく体の中へ吸い込まれていく様を体感 いただけるでしょう。
初演されたラシーヌの原文は、12音節の韻文でした。

人物相関図

アンドロマック人物相関図
スタッフ・キャスト

スタッフ

 
  作 ジャン・ラシーヌ  
  翻 訳  宮島春彦
  演 出  浅利慶太
 
2022年再演版演出   野村玲子
装 置   金森 馨
照 明   吉井澄雄
コスチューム・デザイナー   ルリ・落合
音 楽   松村禎三
美術監督   土屋茂昭

キャスト

アンドロマック   野村玲子
ピリュス   阪本 篤
エルミオーヌ   坂本里咲
オレスト   近藤真行
ピラド   坂本岳大
クレオーヌ   田野聖子
セフィーズ   服部幸子
フェニックス   山口嘉三
オレストの部下   折井洋人
    関 廣貴
   高山裕生
   政田洋平
 
※出演者は都合により、変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
 
 
公演日程・チケット情報

公演日程

2022年10月22日(土)~29日(土)

公演日程
 
 

チケット情報

[チケット発売日]
 
「四季の会」会員先行予約
9月4日(日) 午前10時開始

ぴあ先着先行予約
9月5日(月) 午前10時開始

一般発売
9月11日(日) 午前10時開始

 
[チケット料金]
 
6,600円(税込)
※「四季の会」会員・一般共通、全席指定

 
 

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https://w.pia.jp/t/andromaque/
 

直接購入
セブン-イレブン店頭
[Pコード: 513-405]


 

[ご注意]
日程および開演時間は急きょ変更となる場合がございます。予めご了承ください。
公演当日3歳以上のお子様が観劇される際は、お席をお求めください。本公演では感染症対策のため、当面の間、親子観劇室のご利用を中止しております。2歳以下のお子様はご入場不可となりますのでご了承ください。
QRチケットではございません。
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住所 〒105-0022 東京都港区海岸1-10-53
アクセス ■JR山手線・京浜東北線「浜松町駅」北口より徒歩約7分
■都営地下鉄浅草線・大江戸線「大門駅」B1番出口より徒歩約9分
■東京臨海新交通ゆりかもめ「竹芝駅」より徒歩約3分
※専用の駐車場はございませんので、なるべくお車でのご来場はお控えください。
 

お問い合わせ

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(平日12:00~15:00)
 
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協力:劇団四季
主催:浅利演出事務所